住まいや建築に関する消費者問題は後を絶ちません。「衣食住」といわれ生活を支える基本項目なのに、「住まい」に関する情報は消費者に充分に届いているとはいえません。生活するための基本的な力を身につけ、「住まい」や「建築」に関心を持ってもらえるよう、「住まいの学習」が学校教育などで展開できるよう応援します。
2011年9月1日木曜日
平成23年度 岡山総合教育センター中学校技術・家庭研修講座(家庭) 参加報告
去る8月19日岡山県教育委員会主催 、岡山県総合教育センターで実施された、中学校技術・家庭研修講座(家庭)の中学 校・中等教育学校(前期)・特別支援学校(中学部)の先生方むけ研修会に講義演習者として、兵庫県建築士会住教育支援チームから2名・神戸市すまいの安全支援センター(すまいるネット)から1名 合計3名で講師として参加してきました。
住教育支援の実践を行うことになった背景や現在の問題点等を説明した後、「牛乳パック」を使った耐震授業や最近の家具固定の実験キットを使ったプログラム・換気や音についての授業プログラムを紹介してきました。
この講義は、自主希望参加講義という位置づけだったそうですが、岡山県内各地から23名の先生方が参加されました。
授業プログラム紹介は、いつも学校で実践している内容を披露しながら、生徒さんたちへ問いかけることと同じ事を先生方にも問いかけ、発言や実験への参加もしていただきました。3時間の講義でしたが、途中の休憩時間も実験道具を触って、もう一度確かめたり、授業や住教育支援の仕組みについての質問等が続き、とても充実した先生方の熱気に押された、あっという間の3時間でした。
先生方は、すまいの授業の扱いに苦慮されておられる方が多く、来年から「すまいの安全」を中学校で主に教えなければならない指導要領となるために、熱心な参加があったのだと、この講座を企画された岡山総合教育センターの指導主事の方からも伺いました。
岡山との交流、授業実践から兵庫での新たな授業展開に繋がればとおもいました。
(記:八木)